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UK 英国情報

「親と子の絆」が生んだ未来型百貨店「シンプソン・ピカデリー」

1894年の創業から今年で120周年を迎えた英国王室御用達ブランドDAKS。創業120周年を記念し、今年2月17日~3月31日までの期間、DAKSはクイズにお答えいただいたお客様の中から抽選で、ゴルフの聖地、セントアンドリュース オールドコースでプレイできる旅をプレゼントするという夢のあるキャンペーンを実施いたしました。



キャンペーン開催告知イメージ


今回の英国情報ではDAKSとゴルフのつながりを振り返りながら、この夏、当選した総勢32名の皆様にご参加頂いた「セントアンドリュース オールドコース DAKSゴルフトーナメント」の様子をご紹介したいと思います。

DAKSとスポーツ、特にゴルフとの関係は1930年代にまで遡ります。DAKSの創業者であるシメオン・シンプソンの長男レオナルド・シンプソン、また次男のアレクザンダー・シンプソンは、ともに熱心なスポーツマンであり、DAKSは当時からスポーツへの協賛・振興活動を積極的に行ってまいりました。

1934年には、紳士服のファッション史においても革命的な発明となった世界で初めてのベルトレス・スラックス「DAKS TOP」を開発し、スポーツウェアとしても脚光を浴びるようになったことを皮切りに、英国を代表するスポーツでもあるゴルフ、テニス、クリケット、サッカーなどの英国ナショナルチームのユニフォームの提供をしたり、1950年代には、レオナルド・シンプソンの提唱で、一般企業が主催する世界で初めてのゴルフトーナメント「DAKSゴルフトーナメント」を開催し、その模様が英国BBC放送により英国で初めてテレビ中継されるなど、DAKSの歴史は常にスポーツと共に歩んできたといっても過言ではありません。


スポーツへのスポンサーの先駆けとなった1950年代から開催された「DAKS ゴルフトーナメント」の様子


スポーツウェアの歴史においても重要な役割を果たしてきただけでなく、人々に夢を与え、スポーツを愛する精神を育てることを忘れなかった創業者一族の信念を貫き、創業120周年という記念すべき年に、ゴルフの聖地「セントアンドリュース オールドコース」で「DAKSゴルフトーナメント」を再び開催する運びとなりました。

セントアンドリュース オールドコースは「ゴルフの聖地」とも呼ばれ、世界4大メジャーゴルフトーナメント大会の中で最も歴史ある大会である全英オープンが5年に1度開催される、最も由緒あるコースであると言われています。ゴルファーであれば、誰もがプレイを夢見る英国屈指のゴルフコースでのトーナメント開催が実現できたのも、ゴルフとの関係が深く、歴史や伝統ある英国企業だからこそ成し得たDAKSの強みともいえるでしょう。



今回のDAKSゴルフトーナメントは、8月2日に日本を出発し、セントアンドリュース屈指の5つ星ホテル「オールドコースホテル」に3泊滞在しながら、ニューコースでの練習ラウンドをお楽しみいただいた翌8月4日に、オールドコースにてDAKSゴルフトーナメントを開催するというスケジュールで行なわれました。

宿泊ホテルとなった「オールドコースホテル ゴルフ リゾート&スパ」


日本より参加されたゴルファーは総勢32名。オールドコースでプレイするには必須とされるオフィシャルハンディキャップ男性24、女性36以下という条件を満たした実力あるゴルファーたちが、興奮と期待を胸に、8月2日、スコットランドの地に降り立ちました。

ゴルファー達が到着した日の天気はあいにくの大雨。スコットランド特有の強い風が吹き荒れ、翌日からのプレイが中止になってしまうのではないかと誰しもが考えてしまうほどの、最悪の空模様でした。

一抹の不安を抱えながら迎えたニューコースでのプレイ日当日。昨日までの荒れた天気がまるで嘘かのような青空がゴルファーたちを迎えてくれました。到着した時には想像もできなかった風一つない恵まれた晴天は、きっと高い倍率の中、ここでプレイする権利を獲得された当選者たちの"強運"が呼び寄せてくれた奇跡であったのかもしれません。


ニューコース 1番ホール

キャディとコースをまわる当選者たち


ティーグランド上では、初めてまわる同じ組の皆様とお互いに挨拶を交わし、キャディにティーショットの方向を確認するなど、和やかな雰囲気の中で練習ラウンドがスタート。プレイがはじまるとゴルファーたちの表情も一変し、真剣な眼差しでボールを見つめている姿がとても印象的でした。

ニューコースでのプレイをお楽しみ頂いた翌8月4日、待ちに待ったDAKSゴルフトーナメントが開催されました。連日晴れることは奇跡に近いとも言われているスコットランドで、キャディも驚くほどの眩しい光が差し込める中、トーナメントが繰り広げられました。

プレイを楽しむ当選者たち


100を超える狭くて深いバンカー、芸術的にうねったフェアウェイやグリーンなど、「神が造りたまいしコース」と言われるだけのことはあって、オールドコースは自然の佇まいを最大限に活かし、実に巧妙にデザインされたコースとなっています。ゴルファー達を更に惑わせたのが北海から吹き付ける強い風。トーナメント当日は、ゴルファーたちの真の実力が試されているかのような、強い風が一日中吹き荒れていました。

ゴルファーを待ち構えるオールドコース内の数々の難所


特にゴルファー泣かせの世界で最も難しいホールと言われているのが、オールドコース最大の名物でもある17番ホール。第1打では、コース内にあるオールドコースホテルの壁を越えなければならず、またグリーン手前には、1978年の大会で日本の中嶋常幸が脱出に4打を要し、日本人初のメジャー大会優勝を逃したというかの有名な「ロード・ホール・バンカー」(別名、中嶋常幸の愛称「トミー」から名付けられた「トミーズ・バンカー」)と呼ばれる難所が待ち構えています。このホールでの闘いが、ゲームをよりスリリングなものへとし、ゴルファーたちの挑戦意欲をかきたててくれるものであったことでしょう。


オールドコースホテルの壁超えに挑戦しようとするゴルファー


最終の18番ホールの名物といえば、オールドコースのシンボルとしてもお馴染みの「スウィルカン・ブリッジ」です。ここは、2005年の全英オープンで、同大会の出場が最後となった帝王ジャック・二クラスが手を上げて観客に別れを告げた名シーンが生まれたことでも有名で、ゴルファーの皆様もこれら数々の「名所」を楽しみながら18ホールを格闘し、DAKSゴルフトーナメントは無事終了しました。


18番ホールのフェアウェイにかかる名所スウィルカン・ブリッジで記念撮影するトーナメント参加者たち


オールドコースでのコンペ終了後、オールドコースホテル内のコンサーバトリー・ルームという、オールドコースが見渡せるガラス張りの会場で夕食会及び表彰式が行なわれました。今回のトーナメントを主催した英国DAKS社の会長代理ポール・ダイモンド氏からの挨拶に続く乾杯の音頭と共に、夕食会がスタートしました。

スコットランドでは一般的と言われるステーブル・フォード方式のルールもと行なわれたトーナメントの結果は、女性陣が健闘し、32名の参加者の内4名しかいない女性参加者が、優勝・準優勝を独占しました。また、男性ではグロススコア76という驚異的なスコアが飛び出し、実力の高さが伺えたトーナメントとなりました。


DAKSゴルフトーナメント終了後行なわれた夕食会

DAKS社の会長代理 ポール・ダイモンド氏


ポール・ダイモンド氏が各テーブルを回り健闘を称える一幕も


表彰式のプレゼンターは、日本にてDAKSの紳士服・ゴルフウェアの製造・販売を行なう株式会社オンワード樫山の副社長が務められ、優勝者、準優勝、3位、そしてベスグロ賞の4名の方にトロフィーと賞品が手渡されました。


オンワード樫山の副社長(写真右)より
優勝トロフィーを授与された優勝者(写真左)

ベストグロス賞受賞者(写真左)


こうして3泊5日の「DAKSゴルフトーナメント」も無事終了し、翌朝参加者の皆様は帰国の途につかれました。

ゴルフを愛してやまない当選者の皆様にとっては、今回のセントアンドリュース オールドコースでのDAKSゴルフトーナメント参加という貴重な体験を通じて、ゴルフというスポーツの魅力だけでなく、DAKSブランドの歴史、DAKSとゴルフとのつながりを改めて実感して頂ける機会になったのであれば幸いです。

尚、今回のDAKSゴルフトーナメントの様子は、「イギリスの暮らし」をテーマにしたライフスタイル誌『R.S.V.P』に掲載されております。10月10日より書店にて発売しておりますので、是非この機会にご覧いただければと思います。


「RSVP」第15号 表紙