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-2012 THE DIAMOND JUBILEE PAGEANT-

エリザベス女王の即位60周年を祝うダイヤモンド・ジュビリー。DAKSの本拠地であるロンドンを中心に、2012年のイギリスはひときわ華やかなムードに包まれています。半世紀以上の長きに亘り、イギリス、そして英連邦のトップに立ち、その責務を果たしてきたエリザベス女王。1952年、当時25歳だった女王は父の死去を受け、若くして王位の座に就き、以来、夫であるエジンバラ公と共に「国民に親しまれる王室づくり」を目指してきました。


@Royal Household/John Swannell

女王の即位60周年を祝う公式イベントは、Diamond Jubilee Central Weekendと呼ばれる6月2日~5日にイギリス各地で行われました。日本でもその様子がテレビ放送され、イギリスの全国民を挙げて女王のダイヤモンド・ジュビリーを祝う様子がご覧頂けたことと思います。

我々、ジャパン・ダックス・シンプソン事務局のスタッフが、ダイヤモンド・ジュビリーを半月後に控えた5月の中旬にロンドンを訪れた際も、街中の至る所にユニオンジャックのフラッグが掲げられており、HarrodsやLIBERTY、Selfridgeといったイギリスの老舗百貨店の店内にも女王のダイヤモンド・ジュビリーを祝した装飾が施され、また6月3日(日)の公式イベント「Big Lunch」用のパーティーグッズが販売されていたりと、街中がお祝いムードに包まれていました。


Selfridge前のOxford Street

パーティーグッズが並ぶSelfridgeの店内


HARRODSの店内

店全体にフラッグが飾られたLIBERTYの店内

今年2012年は、DAKSが即位60周年を迎えるエリザベス女王より、英国王室御用達認定書「ロイヤル・ウォラント」を授与されて50周年という記念すべき年にあたります。1954年にエジンバラ公がスコットランドにあるDAKSのラークホール工場を訪れたことがきっかけに関係が深まった英国王室とDAKS。1956年のエジンバラ公によるロイヤル・ウォラント授与に続き、1962年にエリザベス女王、さらに1982年にはチャールズ皇太子からロイヤル・ウォラントを授与され、DAKSは現在3つの紋章すべてを掲げることを許されています。ひとつ所有することも困難とされているロイヤル・ウォラントをDAKSは3つすべて所持し続けていることは、DAKSがプライドをかけて守り抜いてきた伝統と品質が、長きに亘り英国王室にも認められている証といえるでしょう。

5月末より、DAKSの本店であるオールドボンドストリートショップもダイヤモンド・ジュビリーを祝したウィンドウ・ディスプレイに様変わりし、ブランドを挙げて女王の即位60周年をお祝いいたしました。


DAKSの本店が位置するOld Bond Street

DAKSオールドボンドストリートショップのウィンドウ・ディスプレイ


ショップ内のディスプレイには、6月3日に公式イベントの一つとして行われた、約1,000隻の船がロンドンのテムズ川を下る盛大な船舶ショー「THE THAMES DIAMOND JUBILEE PAGEANT(テムズ・ダイヤモンド・ジュビリー・ページェント)」をイメージしたイラストがペイントされ、売場を華やかに演出いたしました。

ダイヤモンド・ジュビリーの公式祝賀行事は、Central Weekendに開催されたイベントだけではありません。5月には、エリザベス女王の公式住居であるウィンザー城で毎年開催されている、女王主催の馬術イベント「The Royal Windsor Horse Show(ロイヤル・ウィンザー・ホース・ショー)」が、9日から13日の5日間に亘り開催され、ダイヤモンド・ジュビリー・イヤーの今年は、世界各国から550頭以上もの馬と、1,000人以上のダンサーやミュージシャンが一堂に集結し女王の即位60周年を祝う盛大なイベント「Diamond Jubilee Pageant」が開催されました。


ンザー城

Diamond Jubilee Pageantオフィシャルモチーフ

「Diamond Jubilee Pageant」には、ロイヤル・ウィンザー・ホース・ショーのスポンサーを務める企業の経営陣も招かれ、DAKSも1979年以降、ジュニアの馬術育成を目的として創設した「DAKS Pony Club International Mounted Games(DAKSポニー・クラブ・インターナショナル・マウンテッド・ゲームズ)」のスポンサーを務めていることから、ウィンザー・ホース・ショーの最終日となる13日の夜、エリザベス女王やエジンバラ公をはじめとするロイヤルファミリー他、VIPと共にロイヤル・ボックス席にて、世界各国から集まったパフォーマーたちのショーを観覧いたしました。

ここからは、13日に行われたDAKSのスポンサー競技「DAKS Pony Club International Mounted Games(DAKSポニー・クラブ・インターナショナル・マウンテッド・ゲームズ)」の決勝戦の模様と、DAKS経営陣も出席した「Diamond Jubilee Pageant」の様子を貴重な写真と共にご紹介いたします。

5月の英国は、真冬並みの寒さが度々おとずれたり、雨の日が約2ヶ月続いたりと異常気象の様子がニュース等でも頻繁に報じられておりました。ホース・ショーの開催期間中も、連日の雨で足場の悪い日が続いておりましたが、最終日前日(12日)の土曜日からは晴天に恵まれ、会場内は多くの人で賑わいを見せていました。最終日となる13日の日曜日には、真っ青な空の下、子供たちによるリレー競技「DAKS Pony Club International Mounted Games」の決勝戦が大歓声の中行われ、毎年この競技を楽しみにされているエリザベス女王は、今年もエジンバラ公と共に観戦されました。


DAKSスポンサー競技をロイヤル・ボックス席で観戦されたエリザベス女王とエジンバラ公

「DAKS Pony Club International Mounted Games」に出場するチームは、英国に345あるPony Clubから選ばれ、14歳~15歳を中心とした5人の騎手と1人の補欠で構成されています。出場選手の選考基準は、このショーが開催される年の1月1日に15歳未満であることが条件となります。高い乗馬能力だけでなく、ポニーを調教する技術の他、Pony Club(協会)との関わりなども総合的に判断され、最終的に出場選手が選出されます。

ジュニアではありますが選手の馬術レベルは非常に高く、この競技の出場選手から数多くのオリンピック選手が誕生しています。


決勝戦を直前に控えた選手たち
(白)イングランド
(赤)ウェールズ
(黄)北アイルランド
(緑)アイルランド共和国
(青)スコットランド

決勝戦を控える子供たちに少しでもリラックスしてもらおうと、競技に出場する子供たちやそのご家族を招き、Pony Clubテントの中でDAKS主催のランチ・パーティーが行われました。テントの中では応援に駆けつけた家族と一緒に食事を楽しんだり、チームメイトやコーチと楽しくおしゃべりしたりと、そこでは、まだまだあどけなさの残る子供たちの「素」の姿を見ることができました。


敷地内に設けられたPony Club専用テント

テント内に並べられたブリティッシュスタイルのランチ


チームメイトと楽しく談笑するスコットランドチームの選手たち

また、このテント内では、ポニーの世話やしつけ、厩舎内の清掃他、子供たちのマナーが評価の対象となる「TACK&TURNOUT賞」に選ばれた上位3チームが発表される表彰式も行われます。今年、見事1位を獲得したのはイングランドのチームでした。表彰式の後、「次はリレー競技の決勝戦で1位を取りたい」と早くも競技への意欲をかきたてていた選手たちの姿が印象的でした。


優勝したイングランドチームの選手とコーチ(右から2番目)

英国に数多く存在するPony Clubは、単に子供たちの馬術育成だけを目的としたものではなく、子供たちの教育の一環として、このような生活マナーの向上を意識した取り組みも導入しており、伝統的なスポーツとの関わりが子供の教育にも大きく影響している英国らしい文化を感じることができました。

17:10「DAKS Pony Club International Mounted Games」決勝戦スタート。ロイヤル・ウィンザー・ホース・ショーのとりを飾るこの競技はUKを構成する4つのエリアであるイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドとアイルランド共和国の5つのチーム対抗戦で行われます。順位毎に予め獲得ポイントが設定されており、予選で獲得したポイントに決勝戦のポイントが加算され、最終的に優勝チームが決定いたします。決勝戦はダブルポイント制ということもあり、予選までの順位に関わらずどのチームも優勝するチャンスがあるということで、競技場内に入ってきた子供たちの表情は、昼間のリラックスした表情を微塵も感じさせない真剣そのものでした。



子供たちが繰り広げるリレーゲームは、高いレベルの乗馬技術だけでなく、驚異的な身体能力が必要とされます。落馬しそうになりながらも必死に馬にしがみ付き、体勢を整えながら前進するその迫力ある子供たちのパフォーマンスに、会場内には大きな拍手と歓声が沸き、大変な盛り上がりを見せていました。


競技終了後には、エジンバラ公自らの手で優勝者にトロフィーと花飾りの贈呈を行い、今年のトロフィーは見事総合優勝を果たしたアイルランド共和国チームの手に渡りました。


決勝戦で優勝したアイルランド共和国チーム。
左がDAKS社の会長代理であるポール・ダイモンド氏。その隣がエジンバラ公。

今年のロイヤル・ウィンザー・ホース・ショーは子供たちによる競技で幕を閉じ、女王は一旦ウィンザー城に戻られ、尚一層華やかな装いへとお召し物を変えられた後、「Diamond Jubilee Pageant」の会場に再び姿を現されました。


会場に入られたエリザベス女王(左)とエジンバラ公(後)

Simond Brook Ward氏がプロデュースした「Diamond Jubilee Pageant」のステージは、ユニオンジャックが高々と掲げられた幅45メートル、高さ26メートルのバッキンガム宮殿のレプリカ版で、何色もの光で輝かしくライトアップされ、女王をはじめとするロイヤルファミリーをお出迎えいたしました。


ロイヤル・ボックス席につかれるエリザベス女王(中央)
(写真:The Guardian online)

5日間に亘る2012年のロイヤル・ウィンザー・ホース・ショーを締めくくるのに相応しい、煌びやかなショー「Diamond Jubilee Pageant」の開幕です。このショーは、女王が即位してから60年もの間に、公務で訪れた異なる7つのエリアを代表する国のダンサーやミュージシャンらが集結し、ロイヤルファミリーを前に各国を象徴するスペシャル・パフォーマンスが繰り広げられるというものでした。 ロンドンからはじまり、西回りにアメリカ、オーストラリア、アジア、ミドルイースト、アフリカ、そしてヨーロッパに戻ってくるという構成で、その国の文化や、その国々を象徴する色や音などを表現した映像とともに迫力あるパフォーマンスが次々と行われ、その場にいると、まるで自分が、女王が訪れた国々を豪華に旅しているような錯覚を覚える程の臨場感ある迫力溢れるショーでした。


イギリス

イタリアの騎馬隊


メキシコのダンサー

インド


ロシア

カナダ

2006年に公開されたイギリス映画「クイーン」でエリザベス女王2世を演じたイギリスの女優ヘレン・ミレン他、2009年にイギリスの素人オーディション番組で一躍有名になった歌手スーザン・ボイルなどの特別ゲストも続々と登場し、舞台に華を添えました。

今年は、ダイヤモンド・ジュビリーということで、DAKSはロイヤルファミリー他、VIPが着席するロイヤル・ボックス席にDAKSオリジナルラグを配布いたしました。上質な素材のDAKSのひざ掛けで会場内はハウスチェック一色に彩られ、冷え込む場内にぬくもりをもたらすことが出来ました。


DAKSオリジナルラグ

英国内における女王の即位60周年を祝う公式祝賀行事は終了いたしましたが、7月27日には世界中が注目するロンドン・オリンピックの開会式が行われ、まだまだイギリスから目が離せない日が続きます。まさに2012年は、イギリス・イヤーといっても過言ではないでしょう。ぜひ、ロンドンにご旅行の際には、DAKSの本店であるオールドボンドストリートショップにお立ち寄り下さい。

【DAKSオールドボンドストリートショップ】
住所:10 Old Bond Street W1S 4PS  TEL:020-7409-4000

また、DAKSは、エリザベス女王のダイヤモンド・ジュビリーを祝し2012年度の限定のチェック柄として“Jubilee Check”(ジュビリー・チェック)を考案いたしました。


Jubilee Check(ジュビリー・チェック)

DAKSオリジナルジュビリー記念モチーフ

このチェックは、世界最高峰の芸術学校といわれるイギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・アート(Royal College of Arts)の学生にデザインを募り、ロンドンDAKS社がエリザベス女王の即位60周年を祝うイメージに最も適したデザインを選定したものです。

優秀な学生による斬新なイマジネーションと英国の伝統が融合した、この“Jubilee Check”の他、DAKSオリジナルジュビリー記念モチーフを、日本ではこの秋、紳士服、婦人服、スラックス、パジャマをはじめとする数多くの商品に使用してまいります。DAKSブランド全体でエリザベス女王の60周年を盛り上げてまいりますので、ぜひ全国主要百貨店のDAKS売場にてDAKSのジュビリー・コレクションをご覧下さい。

【英国情報に関する問い合わせ先】
三共生興株式会社内 ジャパン・ダックス・シンプソン事務局 TEL:06-6268-5375

英国関連イベント情報

掲載の情報は2012年4月20日現在のものです。お出かけになる際は必ず最新の情報をご確認ください。

Musicity Tokyo

2010年に英国・ロンドンで誕生した、音楽と場所を繋ぎ、まったく新しい都市体験を生み出す音楽プラットフォーム「Musicity」(ミュージシティ)。その東京版、「Musicity Tokyo」が、2012年3月に六本木でスタートいたしました。

Musicity Tokyo(ミュージシティ東京)は、日本と英国のアーティストたちが手がけた楽曲を聴くことができるリスニングポイントを東京の様々な場所に設置。各場所をテーマに制作された楽曲を、都市の風景や空気の中で楽しむことができる、新しい音楽プラットフォームです。
◎開催日:
2012年3月24日(土)~
◎参加アーティスト×リスニングポイント
From UK
・フィンク&初音ミク × ニコファーレ
・ゴーストポエット × 鳥居坂
・スチュアート・マッカラム
 (ザ・シネマティック・オーケストラ)× 国立新美術館
・ニティン・ソーニー × 六本木交差点

From Japan
・阿部海太郎 × 芋洗坂
・ECD × 星条旗通り
・蓮沼執太 × 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り
・井上薫 × 六本木ヒルズ66プラザ
・中島ノブユキ × 東京ミッドタウン
・オオルタイチ × 乃木公園
・Righteous(矢部直&DJ Quietstorm) × 西麻布交差点
・テニスコーツ × 西麻布十番大通り
・やくしまるえつこ × 乃木坂駅前郵便局 × 郵便ポスト(複数)

◎主催:
ブリティッシュ・カウンシル
◎公式サイト:
http://www.musicity.info
◎お問合わせ:
Musicity_tyo@britishcouncil.or.jp

What’s an Icon of Style?

時代を彩るファッション -オードリー・ヘップバーン、ダイアナ妃、マドンナ-

時代を彩り、常に人々を魅了してきたファッション。 本展覧会では、イギリスのダイアナ妃やハリウッド女優が着用していた華麗なドレスに加え、イギリスを代表する名女優オードリー・ヘップバーンやマドンナらのセレブリティーをモデルにした写真やイラストレーションなど、「ファッション・アイコン(an Icon of Style)」をキーワードに構成された数々の作品によって、ファッションの魅力に迫っています。

展示している約156点の作品を通して、イギリスをはじめとする各国のセレブリティーのきらびやかなファッションをご覧頂き、時代によって移り変わるファッション写真やイラストレーションの変遷をお楽しみください。

◎期間:
2012年3月17日(土) ~ 5月27日(日)
◎会場:
名古屋ボストン美術館 
〒460-0023
愛知県名古屋市中区金山町1-1-1 金山南ビル内
TEL:052-684-0101
◎開館時間:
平日:午前10時~午後7時
土・日・祝:午前10時~午後5時
(入館は共に閉館時間の30分前まで)
◎休館日:
月曜日(祝日の場合は翌日の平日)
◎入館料:
一般1,200円(1,000円)
シルバー・学生900円(700円)
中学生以下は無料
(  )内は団体・平日午後5時以降の割引入館料金、
シルバーは65歳以上
◎交通案内:
JR東海道・中央本線/地下鉄名城線/名鉄名古屋本線「金山駅」南口前

ユーサフ・カーシュ《オードリー・ヘップバーン》
1956年 ⓒEstate of Yousuf Karsh


ウィリアム・クライン
《シモーヌ+ニーナ、ローマ、スパーニャ広場》
『ヴォーグ誌』、1960年8月15日号
ⓒWilliam Klein Courtesy Howard Greenberg Gallery

Photographs ⓒ2012 Museum of Fine Arts, Boston.


英国老舗陶磁器ブランド ロイヤルクラウンダービー
「タイタニック」シリーズ発表

1911年に建造されたイギリスの豪華客船「タイタニック号」には、ロンドンのホテル“リッツ”が担当していた1等船室専用のレストラン「アラカルト」がありました。
この当時流行していたルイ16世様式の格式あるレストランにふさわしい食器として選ばれたのが、ロイヤルクラウンダービーの白地に月桂樹を花輪のように配したエレガントなデザインのものでした。

この食器は幻のテーブルウェアとして知られてきましたが、今年タイタニック号の建造100周年を記念して「タイタニック号」のレストラン「アラカルト」で使用されていたテーブルウェアを復刻し、限定販売することになりました。映画「タイタニック」の3Dバージョンが公開されるこの機会に、映画の中のテーブルウェアとロイヤルクラウンダービーの復刻版を見比べて、その珠玉のコレクションをぜひご堪能下さい。

タイタニックシリーズの商品ならびに取り扱い店舗情報等に関する詳細は、ロイヤルクラウンダービーの日本公式ホームページをご覧下さい。

◎ロイヤルクラウンダービー 日本公式ホームページ
http://royalcrownderby.co.jp/


タイタニックコレクション発表展示会にご来場された
チャールズ皇太子夫妻