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UK 英国情報

ロイヤル・ウエディングをひかえたロンドンで王室ゆかりの地をウォーキング(後編)

今回の英国情報では、2011年秋冬DAKSロンドンコレクションショー情報を、会場でしか見られない貴重なオフショットと共にお届けいたします。

世界の4大コレクションと言えば、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークで実施されるプレタポルテのコレクションを指します。世界中の著名デザイナーやファッションブランドが参加して新作コレクションを発表し世界へ最新のファッショントレンドが発信される、ファッション業界においては最も重要なイベントとなっています。その一つである今年のロンドンファッションウィークは、ニューヨークコレクションに続いて、2月18日‐23日までの期間開催され、ロンドン市内各地で65のランウェイショー、170を超えるブランドの展示会やプレゼンテーションが実施されました。

ロンドンファッションウィークには英国内をはじめ、ヨーロッパ・アメリカ・アジア各国など世界中から5000人を超えるファッションプレス関係者、新聞記者、テレビ関係者、バイヤー等が訪れます。近年は英国老舗ブランドの参加も増え、日本他、ファッション業界の発展も目覚ましい中国・香港などアジアからのプレスやバイヤーの訪問も増えて盛況です。
今回からPR担当大使にサマンサ・キャメオン首相夫人が就任し6日間のファッションウィークのムードを高めました。

テムズ川沿いのSOMERSET HOUSE (サマセットハウス)が、ロンドンファッションウィークの公式会場です。かつては貴族の邸宅として使用されていたネオ・クラシカル様式の美しい建物で、現在は美術館や教育機関などが入り、美術・芸術関連の展示や野外での音楽イベント・映画上映などが開催されている他、冬にはスケートリンクも登場します。

SOMERSET HOUSE(サマセットハウス)

Photo by Jan van der Crabben (Photographer)

ロンドンファッションウィーク2日目となる2011年2月19日(土)、第一番目の朝9時からDAKSのショーが開催されました。
近年、ミラノやパリに発表の場を移していた多くの英国ブランドがロンドンに回帰していますがDAKSも同じく、ミラノから2010年秋冬ロンドンファッションウィークにてブランドの本拠地ロンドンに戻り、今回が3回目の参加となりました。

ここで、早朝から賑わうファッションショーの舞台裏をご紹介いたします。 ショー会場はSOMERSET HOUSEの中庭に建てられた特設テントです。

<サマセットハウスのゲートに設置された看板とショー会場(BFCテント)の正面>
特設された大型スクリーン(写真右(右端))には会場内のショーの様子が映し出されます。
またショーの映像はオンラインで世界中にライブで配信されました。当日は早朝からあいにくの雨天。しかし薄暗い空はロンドンらしくもあります。

セント・ジェームスズ・パーク(St. James's Park) 

<舞台裏の壁に貼られた2/19のショー予定表>
DAKSは一番上、6時からの準備開始です。

<出演モデルにヘアメイクをしているシーン>
メイクアップ Val Garland @STREETERS and THE MAC


世界のファッションショーで活躍する多くのモデル達は、直前に開催されたニューヨークコレクションでのショーを終えたばかりです。

バックステージでヘアメイクをしている間、ショー会場では座席にDAKSのプレスリリースを用意していきます。


<ファイルに挿入されているプレスリリース実物>
1枚目(左)には2011年秋冬コレクションショーのテーマが、
2枚目(右)にはショーに携わるスタッフの名前や社名等が記載されています。

 

続いて、リハーサルの様子をご紹介します。

<メイクアップが一段落した後、会場でリハーサルの指示を受けるモデル達>
指示を出すのは世界でトップ5に入るキャスティングディレクターのAngus Munro氏。

実際のランウェイを私服で歩くモデル達。歩くスピード、タイミングなどをチェックします。一般公開されることのない貴重なショットです。

<リハーサル風景>

DAKSのショーでは34名のモデルを起用し、計40コーディネートを発表しました。モデルはショーの2日前からオーディションでフィッティング等を行ない、どのコーディネートを着用させるかも合わせて決めていきます。ニューヨークからショー前日の夜移動してくるモデルも多数いる為、モデルの調整はショー直前の深夜にまで及び、最終決定されます。

<モデルとショーで実際に着用する商品を示すカードが掛けられたラック>

<モデルと着用するコーディネートを表すパネル>

リハーサルを終え、いよいよモデルがショーの衣装を着用します。

<ショー直前のモデル達のオフショット>

 

ここでは紹介しきれなかったショーが始まるまでの舞台裏の様子を動画でもご覧いただけます。
今回初公開の臨場感あふれる本番直前の様子を是非お楽しみください。

<Videoページ>
AW11 London Collection Backstage
http://www.daks-japan.com/video/aw11backstage.html

<開場後、観客で賑わう待合いブース>
開場と同時に、あらかじめ発送された招待状を手に、観客が次々とショー会場へ入場します。

<2011年秋冬DAKSロンドンファッションウィーク招待状>
招待状にはキーカラーとなったゴールドのロゴが施されています。

 

9時10分、開始予定時刻から約10分遅れでいよいよショーが始まりました。
500席ある招待席は、世界各国からの来場者で一気に満席となり、スタンディングによるゲストも含めた約700人で埋め尽くされました。ざわめいている会場もBGMがスタートすると、自然と話し声や騒音も止み、緊張感が高まります。

ショーのファーストルックはDAKSの象徴でもあるハウスチェックを大々的に使用したコーディネートです。DAKS2011年秋冬ロンドンコレクションのテーマはBritish Heritage (英国の遺産)。現代的で革新的なコレクションに、DAKSが長年に渡って築き上げた元来有するブランドの価値を融合させています。

ハウスチェックをペンシルスケッチ調に斬新にアレンジしたシルクのブラウスと、トレンドのツイード素材を使ったプリーツスカートは、昔ながらの上品な英国スタイルとして懐かしさが感じられると同時に、まさに今シーズンの旬である“ブリティッシュ”を強く印象付けるスタイリングです。
DAKSのモットー、“One Look Tells You It’s DAKS(一目見てDAKSとわかる)”を表現したコーディネートとも言えます。

<ショーのファーストルックを飾ったコーディネート>

クリエイティブ・ダイレクターのフィリッポ・スクフィーは、2010年11月にDAKS Old Bond Street Shop (本店)の2階にオープンしたアーカーイブミュージアムに展示されているDAKSの歴史的遺産から多くのインスピレーションを得たと言います。
コレクションには前シーズンから継続して多くのルックスが紳士服の要素を取り入れており、重量感のあるマスキュリンな素材で作られたケープやフードポンチョ、ダッフルといったデザインのアウターに具現化されています。

 

これらの代表的な商品は、シャツやドレスのプリーツ加工、シルクやニットの優れた素材と組み合わせることで新鮮なものとなり、強く、エレガントなシルエットを創り出す相乗効果をもたらしています。コレクションのカラーは、ネイビー、ローデングリーン、トレンドのチョコレートなど豊かで秋らしい色を中心に構成。これらの色がDAKSハウスチェックとともに表現され、スタイリッシュな60-70年代のロンドンガールを彷彿させるルックスを作り上げました。

 

<ショーの終盤を迎えた会場内>
熱気に包まれる会場。
ランウェイの先には多数のカメラマンが陣取り、シャッターを押し続けます。

 

メディアからも大きな反響を呼んだ、キルト素材のボールスカート(舞踏会やバレエの衣装として着用される丸みを帯びたスカート)。
貴族階級の女性を思わせるクラシックで伝統あるルックスにユーモアと斬新さが加わったスタイリングでショーのラストルックを飾りました。

DAKS2011年秋冬ロンドンコレクションのファッションショーは盛大な拍手と共にラストシーンを迎えました。

<ランウェイから次々とバックステージに戻ってくるモデル達>

 

ショーが終了すると、別会場のショーやイベントへ向けて足早に退場する人々や当会場で行われる次のショーの準備に追われる設営スタッフで会場はまた慌しい雰囲気に包まれます。

<インタビューを受けるDAKSクリエイティブ・ダイレクターのフィリッポ・スクフィー(右)>

ファッションショーが終了したその直後から、ヨーロッパを含めた各国のメディアにてショーの様子が次々と掲載されていきます。

2011年秋冬ロンドンファッションウィークでは、DAKSを含めた英国の伝統ブランドが揃って「British Heritage (英国の遺産)」をメインテーマとし、ブランドが築き上げてきた遺産にモダンな要素を取り入れたコレクションを発表しました。

DAKSもブランドの象徴であるハウスチェックの多様なバリエーションを駆使し、“伝統的要素のモダンな再現”として多くの評価を得た他、今回のファッションウィークを通して重要なキーワードとして挙げられた“Wearable (ウェアラブル)”=着心地を重視している実用的なコレクション、という点でも注目を集めました。

<WWD(3月21日発行)のロンドンコレクション特集内に掲載されているDAKSのショーに関する記事>

 

また、ショー直後のTwitter (世界中で使用されている、個々のユーザーが「ツイート」と呼称される短文を投稿し、閲覧できるコミュニケーション・サービス)では、全世界で「人々が関心を持っているワード」5位にランクインし、DAKSのショーに関する注目度の高さが伺えます。

ロンドンコレクションレポートはいかがでしたでしょうか。皆様にはショーの舞台裏をご覧頂きながら、英国より発信されるDAKSの2011年秋冬最新コレクションの雰囲気を一足早く堪能頂ければ幸いです。
また、文中で紹介したBack Stageの動画に加え、ファッションショーの動画がDAKS公式ホームページにてご覧頂けます。

<Videoページ>
ショー動画:       AW11 London Collection Runway Show
バックステージ動画: AW11 London Collection Backstage

ぜひこの機会にご覧頂き、本場ロンドンコレクションの雰囲気をお楽しみください。

 

英国関連イベント情報

掲載の情報は2011年4月18日現在のものです。お出かけになる際は必ず最新の情報をご確認ください。

カルメン3Dオペラ

URL : http://www.carmen3d.com/default.aspx

「ハバネラ」「闘牛士」など、誰もが一度は耳にしたことがある旋律をふんだんに盛り込んだ、世界一有名なオペラ作品≪カルメン≫の3D映像化がついに実現!
世界五大歌劇場の一つとして有名な英国ロイヤル・オペラ・ハウスと、ハリウッドの最新3D技術を誇るリアルD社が手を組み、『カルメン3Dオペラ』は撮影されました。
目の前で繰り広げられるフラメンコのダイナミックな迫力とほとばしる汗。四方から照りつけてくるような、セリビアのギラギラとした陽光。思わずハンカチを差し出したくなるほどリアルな、カルメンの大粒の涙。あたかも観客がオペラハウスの舞台に立って見るような、未だかつてないオペラ体験を実現させた世界初となる『3Dオペラ』をぜひご堪能ください。
期間:
◎2011年4月9日(土)より全国順次ロードショー
ホームページ:
http://www.carmen3d.com/default.aspx
(HP内右上の言語選択から「日本」を選択すると日本語でご覧いただけます。)


「英国ロイヤル・オペラ・ハウス」
©2011 realD inc.


英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団 2011年来日公演

http://www.nbs.or.jp/

英国が誇る2大バレエ団の一つ、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団(BRB)が、好評を博した前回から3年ぶりに来日公演を果たします。
今回上演されるのは、古典の継承者を任じる英国が“十八番”と誇る「眠れる森の美女」と、優美な“ロイヤル・スタイル”が満喫できる「真夏の夜の夢」「ダフニスとクロエ」です。英国ロイヤル・バレエ団のタマラ・ロホと、同バレエ団を惜しまれつつ引退した吉田都、2人の人気プリマのゲスト出演やBRBの実力派プリンシパル(主役級のバレエダンサー)達が魅せる、英国らしさあふれるロマンティックな舞台をぜひお楽しみください。

◎公演概要
【東 京】
『眠れる森の美女』
2011年5月21日(土)~22日(日)東京文化会館
『真夏の夜の夢』&『ダフニスとクロエ』
2011年5月27日(金)~29日(日)東京文化会館
【鎌 倉】
『眠れる森の美女』
2011年5月14日(土)鎌倉芸術館
【名古屋】
『眠れる森の美女』
2011年5月19日(木)愛知県芸術劇場
【西 宮】
『真夏の夜の夢』&『ダフニスとクロエ』
2011年5月25日(水)兵庫県立芸術文化センター

◎ホームページ:http://www.nbs.or.jp/
◎お問い合わせ・お申し込み: 財団法人日本舞台芸術振興会 NBSチケットセンター (TEL: 03-3791-8888)

「眠れる森の美女」

「真夏の夜の夢」
Photo by Bill Cooper


大英博物館古代ギリシャ展 -究極の身体、完全なる美-

URL : http://www.body2011.com/

美術、文学、哲学、スポーツ― さまざまな文化が花開いた古代ギリシャ。なかでも "人類史上もっとも美しい"とも評されるギリシャ美術は、その後の西洋文明における「美」のお手本となりました。本展では、世界最大級といわれるイギリスの大英博物館が世界に誇るギリシャ・コレクションから厳選された彫像、レリーフ、壺絵など約130点を紹介いたします。ぜひこの機会に、古代ギリシャの人々がたどり着いた理想の「美」の全貌をご堪能ください。
◎会場:
神戸市立博物館(神戸市中央区京町24番地)
◎会期:
2011年3月12日(土)~6月12日(日)
休館日:月曜日
(ただし、3月21日、5月2日は開館、3月22日は休館)
◎開館時間:
午前9時30分~午後5時
(毎週金・土曜日は午後7時まで開館)
◎入館締切:
閉館30分前
◎観覧料:
一般1,500(1,300/1,200) 円、高・大学生1,100(900/800) 円、 小・中学生600(450/400) 円
※( )内は前売/団体料金。団体は30名以上。
◎お問合せ:
078-391-0035(神戸市立博物館)
スフィンクス像

スフィンクス像 後120~140年頃 大理石
作品写真 ○c The Trustees of the British Museum 

アフロディテ(ヴィーナス)像

アフロディテ(ヴィーナス)像
ローマ時代(原作:前4世紀)パロス産大理石
作品写真 ○c The Trustees of the British Museum 


英国王のスピーチ

URL : http://kingsspeech.gaga.ne.jp

スピーチができない男が、国王になった。幼い頃から吃音というコンプレックスを抱え、自分を否定しながら生きてきた男、英国王ジョージ6 世が自らを克服し、国民に愛される本当の王になるまでを描いた感動の実話。各国での上映が始まるにつれて、世界に喝采と絶賛の輪が広がっています。公開当初からアカデミー賞の本命との呼び声も高く、主演男優賞など主要部門独占最多4冠を達成しました。2011年最高の話題作となったこの作品、ぜひご覧ください。

[ 開催概要 ]
2011年2月26日(土):
TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ他 全国ロードショー

(C)2011See-saw Films. Allrights reserved.

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